太古の自然が残る
日本最北の離島、礼文島。
日本の最北端に位置する離島・礼文島。北海道では稀にみる澄んだブルーの海を有した、人口約2,300人の小さな島です。この島には奇跡的な自然が今なお存在し、太古からの遺跡が数多く残されています。ここには自然と人間が寄り添うように育んできた、豊かな時間が流れています。
礼文島の基本情報
北海道北端の稚内市より西方59kmの日本海に位置する離島、礼文島。アイヌ語の「レプンシリ=沖の島」が語源です。
日本海側のため対馬暖流の影響を受け、内陸の気候と比べると比較的温暖です。また、オホーツク海から流入する流氷の影響もほとんどなく、夏期は冷涼で冬期は温暖となり、本州ほど四季の区別のない気候となっています。
魅力あふれる
礼文島の
自然と文化
島ならではの海岸線
果てなく広がる礼文ブルー
南国のような、鮮やかな青い海は、「礼文ブルー」と呼ばれています。礼文島の西海岸には、北海道でも指折りの透明度を誇る海を望む岬や海岸線がいくつもあり、その美しさに魅了され、何度も来島する人も。この海は、太古から続く礼文の宝物です。
高山植物が咲き誇る
花の浮島
春から秋にかけて、およそ300種類の花々が咲き乱れるこの島は、「花の浮島」とも呼ばれています。本州では約2,000mの山岳地帯でないと見られない希少な高山植物が海抜0mから見ることができ、ここでしか見られない固有種も多数存在する、珍しい島です。
寒流と暖流が交わる
海の幸の宝庫
礼文島の海の魅力は、美しさだけではありません。暖流と寒流が交差し、魚の種類が豊富で古くから漁業が盛んな島です。礼文島産のウニやコンブは、高級食材として全国にその名を馳せています。
古代のロマン溢れる
最北の縄文遺跡
これまでに55ヶ所もの遺跡が見つかっている礼文。国の重要文化財に指定された縄文の出土品、北海道ならではのオホーツク文化やアイヌ文化の遺跡に接することができるのは礼文だからこそ。数千年前から人々が行き交う北の島のロマンを肌で感じることができます。
海外にも人気の
最北の離島観光地
豊かで希少な自然環境や、古代遺跡の数々。島の一周が72kmほどの小さな島にたくさんの魅力が詰まった礼文島には、毎年多くの観光客が訪れ、アメリカやイタリア等の欧米、東南アジアからの外国人観光客も年々増加しており、観光の島として成長しつつあります。(2018年は約11万3千人の方々が観光に訪れています。)